箱根駅伝の繰り上げスタートとは?何分遅れで起きる?たすきの色・記録の扱い・復路の一斉スタート(前回の要項から)
公開日: 2026-10-02 / 更新日: 2026-10-02
この記事は 2026年10月02日 時点の情報です。公式発表があり次第、更新します。
この記事の結論
先頭から往路10分・15分、復路20分遅れると、前の走者を待たずに出発
繰り上げのたすきは主催者が用意する黄色と白のストライプ。ただし5区・10区は各校のたすき。
予想今年も例年どおりなら、第103回の繰り上げの時間も前回と同じ見込み(前回の競技実施要項から。第103回の要項は未発表)
気になるのは、どれ?
中継所の手前で、実況の声が「繰り上げスタートまで、あと30秒」と数え始める。箱根駅伝でいちばん胸が詰まる場面のひとつです。
先に結論を書きます。繰り上げスタートは、先頭から一定の時間以上遅れたチームの次の走者を、前の走者の到着を待たずに出発させる決まりです。前回(第102回)の競技実施要項では、往路の鶴見・戸塚中継所は10分、平塚・小田原中継所は15分、復路のすべての中継所は20分でした。
何分遅れると繰り上げになる?
前回(第102回)の競技実施要項は、中継所ごとの時間を次のように決めていました。
| 中継所 | 区間のつなぎ | 先頭の通過からの時間 |
|---|---|---|
| 鶴見(往路) | 1区→2区 | 10分 |
| 戸塚(往路) | 2区→3区 | 10分 |
| 平塚(往路) | 3区→4区 | 15分 |
| 小田原(往路) | 4区→5区 | 15分 |
| 小田原(復路) | 6区→7区 | 20分 |
| 平塚(復路) | 7区→8区 | 20分 |
| 戸塚(復路) | 8区→9区 | 20分 |
| 鶴見(復路) | 9区→10区 | 20分 |
往路の鶴見・戸塚が短いのは、要項によると**「車両の混雑が予想されるため」**です。先頭の走者が中継所を通過してからこの時間を超えて遅れたチームは、中継所の審判員主任の裁定で、前の走者が着いていなくても次の走者を出発させます。同時に出発するチームが複数あるときは、進行方向の左側から、前の中継所の通過順に並びます。
たすきはどうなる?
繰り上げで出発したチームは、主催者が用意する黄色と白色のストライプのたすきを使います(前回の競技実施要項)。
ただし、5区と10区は各チーム独自のたすきを使うと決められています。往路のゴール(芦ノ湖)と総合のゴール(大手町)には、自分たちのたすきでたどり着ける仕組みです。
各チームは独自のたすきを2本提出し、1本をスタートからフィニッシュまでつなぎ、もう1本は主催者が保管します。
繰り上げになったら、記録はどうなる?
繰り上げになっても、**チームの記録は消えません。**箱根駅伝の順位は合計タイムで決まるので、繰り上げで出発したチームも、実際にかかった時間で順位がつきます。
そのため、フィニッシュに着いた順番と順位が一致しないことがあります。要項には、繰り上げ出発などで着順が順位を示さず、合計タイムが同じになった場合は、区間1位の数、それも同じなら区間2位の数……と比べて多い大学を上位にする、という決まりがあります。
途中棄権との違い
繰り上げスタートと混同しやすいのが途中棄権です。前回の競技実施要項では次のように決められていました。
- 走者が故障などで走れなくなったときは、運営管理車の競技運営委員・走路管理員・監督またはコーチの三者の合意で競技を中止させる(赤旗で示す)
- 途中棄権すると、その前の区間までの記録は公式に認められる
- 次の区間からは最終走者と同時に再スタートできるが、オープン参加となり、区間成績は認められない
- 途中棄権したチームも、次の区間からは黄色と白のストライプのたすきを使う(10区だけは各チームのたすき)
繰り上げは「時間切れで待たずに出発する」、途中棄権は「チームとしての記録がそこで途切れる」、という違いです。
復路のスタート(時差スタートと一斉スタート)
1月3日の復路のスタートも、往路の結果で2つに分かれます(前回の競技実施要項)。
- 往路1位のフィニッシュから10分以内にゴールしたチーム: 往路の差のとおりに時間をずらしてスタート(時差出発)
- それ以外のチーム: 往路1位のチームがスタートした10分後に一斉にスタート
一斉スタートのチームは、往路で実際についた差より短い差で走り出すことになります。そのぶんは合計タイムで調整されるので、復路の画面上の順位と、本当の総合順位が違うことがあります。
前回(第102回)は何チームが繰り上げになった?
第102回の区間記録[速報]PDFで「*(繰り上げスタートチーム)」の印が付いていたのは次のとおりでした。
- 6区(芦ノ湖の復路スタート): 8チームが8時10分に一斉スタート(先頭の青山学院大学は8時00分スタート)。関東学生連合チームを含む
- 10区(鶴見中継所): 2チームが12時31分27秒に繰り上げスタート(先頭の青山学院大学の10区走者の出発は12時11分27秒で、ちょうど20分後)
往路の4つの中継所と、復路の小田原・平塚・戸塚では、繰り上げの印はありませんでした。
第103回(2027年)は?
第103回の本戦は2027年1月2日(土)・3日(日)です(関東学生陸上競技連盟の大会ページ)。繰り上げの時間などは第103回の競技実施要項が出たら照合し、変わっていればこの記事を書き換えます。今年も例年どおりなら、前回と同じ時間の見込みです(前回の要項からの見込みで、今年の要項は未発表)。
→ 箱根駅伝の見る方法|テレビ・TVer・ラジオ4局・沿道 → 箱根駅伝の区間記録一覧 → 箱根駅伝2027(第103回)はいつ?時間割と10区間の距離
よくある質問
Q. 箱根駅伝の繰り上げスタートは何分? A. 前回(第102回)の要項では、往路の鶴見・戸塚中継所が10分、平塚・小田原中継所が15分、復路のすべての中継所が20分でした。
Q. 繰り上げのたすきの色は? A. 主催者が用意する黄色と白色のストライプのたすきです。ただし5区と10区は各チーム独自のたすきを使います。
Q. 繰り上げになると失格ですか? A. いいえ。記録は残り、順位は合計タイムで決まります。
Q. この記事は公式の情報ですか? A. いいえ。主催者・大学・選手とは関係のない、いち視聴者がまとめたものです。ルールは主催者の最新の要項を優先してください。
更新履歴
- 2026-10-02 初稿(主催者の第102回 競技実施要項・要項と、第102回 6区・10区の区間記録[速報]PDFをもとに作成)
同じ大会の予想
出典
- 東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト 第102回 競技実施要項(閲覧日: 2026-10-02)
- 東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト 第102回 要項(2025年12月10日時点)(閲覧日: 2026-10-02)
- 東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト 第102回 6区 区間記録[速報](閲覧日: 2026-10-02)
- 東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト 第102回 10区 区間記録[速報](閲覧日: 2026-10-02)
- 関東学生陸上競技連盟 第103回東京箱根間往復大学駅伝競走(本戦の大会ページ)(閲覧日: 2026-10-02)
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