M-1の1回戦は出番が前のグループほど通りやすい?|同じ公演の中で比べると、前の3分の1は22.9%・後ろの3分の1は20.3%で差は小さい(2015〜2025年、2020年を除く)
公開日: 2026-11-01 / 更新日: 2026-11-01
この記事は 2026年11月01日 時点の情報です。公式発表があり次第、更新します。
この記事の結論
同じ公演の中で比べると、出番が前の3分の1は22.9%、後ろの3分の1は20.3%で、差は小さい
公演の大きさ(グループ数)で通過率は34.4%→18.4%と大きく違う。前が高かった公演は229、後ろが高かった公演は166(2015〜2025年・2020年を除く)
予想過去の並びでは、同じ公演の中で出番が前の3分の1は22.9%、後ろの3分の1は20.3%が通過した。2026年の1回戦はすでに終わっており、この記事は今年の結果を予想するものではない
気になるのは、どれ?
M-1グランプリの1回戦は、全国のたくさんの会場で、出場者がA、B、C…のグループに分かれて行われます。公演の案内には、グループごとの集合時間が書かれています(「下記の指定時間にお集まり下さい」)。公式は「出番順」とは書いていませんが、Aに近いほど集合時間が早いので、この記事ではAに近い側を「出番が前」、後ろの側を「出番が後ろ」と読んで比べます【読み】。出番が前のグループと後ろのグループで、通過のしやすさは違うのかを、公式サイトの公演データで数えました。
先に結論を書きます。グループの記号ごとに通過率を並べると、Aは26.9%、N以降は約16%と、後ろほど低く見えます。ただし、後ろのグループは大きい公演(グループ数が多い公演)にしかなく、大きい公演は通過率が低いので、その影響が混ざっています。同じ公演の中で、出番の前の3分の1・中の3分の1・後ろの3分の1に分けて比べると、22.9%・21.0%・20.3%で、差は小さい(前と後ろで2.6ポイント)ものでした。
30秒でわかる、1回戦の出番と通過率
- 2015〜2025年(2020年を除く)の487公演・56,413組で数えました。通過は12,603組(22.3%)です
- グループ記号ごと: Aは26.9%、Bは28.1%、N以降は約16%。後ろほど低く見えます
- 公演の大きさで通過率が大きく違います: グループ数が5以下の公演は34.4%、6〜8は29.1%、9〜12は26.0%、13以上は18.4%
- 同じ公演の中で比べると、前の3分の1は22.9%、中は21.0%、後ろの3分の1は20.3%。前が高かった公演は229、後ろが高かった公演は166(同じ4)でした。出番が前だと有利、とまでは言えません
- 3回戦では後ろのグループほど通過率が高く、1回戦と逆向きです(3回戦の出番グループ別)
- 数えたのは過去の割合です。今年の結果を予想するものではありません
公演の大きさ(グループ数)で通過率が違う
| 公演のグループ数 | 公演数 | 出場(通過+敗退) | 通過 | 通過率 |
|---|---|---|---|---|
| 1〜5グループ | 88公演 | 4,038組 | 1,388組 | 34.4% |
| 6〜8グループ | 91公演 | 7,700組 | 2,243組 | 29.1% |
| 9〜12グループ | 86公演 | 10,013組 | 2,603組 | 26.0% |
| 13グループ以上 | 222公演 | 34,662組 | 6,369組 | 18.4% |
- グループ数が多い公演ほど、通過率が低くなっています。1回戦は大きな都市の会場ほど参加が多く、通過率が低い傾向は開催地の記事にもあります
- 通過率は、欠席を除いた「通過÷(通過+敗退)」で出しています
グループの記号ごとの通過率
| グループ | 出場 | 通過率 |
|---|---|---|
| Aグループ | 5,228組 | 26.9% |
| Bグループ | 5,191組 | 28.1% |
| Cグループ | 5,120組 | 26.9% |
| Dグループ | 4,725組 | 24.7% |
| Eグループ | 4,296組 | 21.7% |
| Fグループ | 3,986組 | 21.7% |
| Gグループ | 3,671組 | 23.4% |
| Hグループ | 3,226組 | 22.3% |
| Iグループ | 2,710組 | 20.8% |
| Jグループ | 2,564組 | 20.0% |
- N以降のグループ(N〜Z)の通過率は、合計9,431組で15.8%です
- 後ろのグループほど低いのは、後ろのグループ(特にK以降)が、グループ数の多い大きな公演にしかないためです。記号だけで比べると、公演の大きさの影響が混ざります
同じ公演の中で、前・中・後の3分の1を比べる
グループが6つ以上ある公演(399公演)で、グループを前から3等分し、前の3分の1・中の3分の1・後ろの3分の1の通過率を集計しました。
| 区分 | 前の3分の1 | 中の3分の1 | 後ろの3分の1 |
|---|---|---|---|
| すべての公演(399公演) | 16,560組 22.9% | 20,554組 21.0% | 15,261組 20.3% |
| 6〜8グループの公演 | 2,318組 34.1% | 3,552組 25.6% | 1,830組 29.6% |
| 9〜12グループの公演 | 3,275組 28.7% | 3,810組 23.8% | 2,928組 25.9% |
| 13グループ以上の公演 | 10,967組 18.9% | 13,192組 18.9% | 10,503組 17.2% |
- 公演の大きさで分けても、前の3分の1の通過率が後ろの3分の1より高いのは同じ向きですが、差は1.7〜4.5ポイントです。6〜8グループと9〜12グループの公演では、中の3分の1が最も低くなっています
- 公演ごとに「前の3分の1の通過率」と「後ろの3分の1の通過率」を比べると、前の方が高い公演が229、後ろの方が高い公演が166、同じが4 でした(57%と42%)
年ごとに見ると
| 年 | 前の3分の1 | 中の3分の1 | 後ろの3分の1 | 前と後ろ |
|---|---|---|---|---|
| 2015年 | 729組 34.7% | 928組 23.3% | 637組 25.4% | 前の方が高い |
| 2016年 | 623組 34.7% | 848組 24.8% | 508組 29.1% | 前の方が高い |
| 2017年 | 888組 36.4% | 1,205組 25.4% | 763組 26.6% | 前の方が高い |
| 2018年 | 1,158組 27.7% | 1,530組 23.2% | 960組 30.9% | 後の方が高い |
| 2019年 | 1,310組 29.7% | 1,715組 23.3% | 1,113組 23.2% | 前の方が高い |
| 2021年 | 1,666組 21.4% | 2,008組 23.8% | 1,573組 20.1% | 前の方が高い |
| 2022年 | 1,980組 19.9% | 2,486組 19.3% | 1,899組 21.4% | 後の方が高い |
| 2023年 | 2,404組 18.3% | 2,848組 18.5% | 2,284組 16.4% | 前の方が高い |
| 2024年 | 2,806組 18.7% | 3,290組 19.0% | 2,664組 16.9% | 前の方が高い |
| 2025年 | 2,996組 19.5% | 3,696組 19.4% | 2,860組 17.1% | 前の方が高い |
- 10年のうち、前の3分の1の方が高かったのは8年、後ろの3分の1の方が高かったのは2年です(2018年・2022年は後ろの方が高い)。どちらが有利かは年によって入れ替わります
- 2015〜2019年は前の3分の1が28〜36%と高く、2021年以降は18〜21%で差が縮まっています
今年(2026年)に当てはめると
2026年の1回戦は終わっていて、3回戦の東京は11月2日〜4日、大阪は10月29日・30日です(3回戦の日程)。この記事の割合は過去のもので、今年の結果を予想するものではありません。3回戦の出番グループは3回戦の出番グループ別の通過率、通過率の全体は各回戦の通過率にあります。
この数え方でわかること、わからないこと
- 数えたのは公式の公演データにある出番のグループ(A、B、C…)と、通過・敗退だけです。欠席は除きました。グループは集合時刻の順で、Aが最初です。公式の文面に「出番順」とは書かれていないため、「出番が前」は集合時間が早いグループという読みです【読み】
- 出番が抽選か割り当てか、アマチュアや所属の割合がグループで違うかは、公式データから確かめられません
- 前の年に準々決勝に進んだ組は1回戦が免除されます(2026年大会の規定。2回戦の記事参照)。過去の年の規定は確かめていませんが、1回戦には免除の組が入らないため、3回戦のような「前年の成績」の影響は小さいと読めます【読み】
- 2020年は通過率が11%と他の年と大きく違い(別の方式)、除きました。グループ数が6未満の公演(88公演)は、3分の1に分けられないため、公演の大きさの表だけに入れています
- 487公演のうち、会場や日程の違いによる影響(早い時間・遅い時間の客席など)は数えていません
よくある質問
Q. M-1の1回戦は、出番が前のグループの方が受かりやすい? A. 2015〜2025年(2020年を除く)では、同じ公演の中で比べると、前の3分の1が22.9%、後ろの3分の1が20.3%で、差は2.6ポイントでした。前の方が高い公演が229、後ろの方が高い公演が166あり、年によって入れ替わります。有利・不利とまでは言えません。
Q. Aグループの通過率が高いのは、出番のおかげ? A. 記号ごとに見るとAは26.9%、N以降は約16%ですが、後ろのグループは大きい公演にしかなく、大きい公演は通過率が低いので、公演の大きさの影響が混ざっています。
Q. 1回戦の通過率は、公演の大きさで違う? A. 違います。グループ数が5以下の公演は34.4%、13以上は18.4%でした。
Q. 1回戦と3回戦で、出番の傾向は同じ? A. 逆向きです。3回戦は後ろのグループほど通過率が高く、前年に準々決勝以上の組の割合が後ろほど高いことの影響を含みます。3回戦の出番グループ別にあります。
Q. この記事は公式の情報ですか? A. いいえ。M-1グランプリの主催者・各事務所とは関係のない、いち視聴者が公式サイトの公演データを数えたものです。最新の情報は公式サイトを優先してください。
更新履歴
- 2026-11-01 検収で、グループを「出番の順」と言い切っていた書き出しを、公式の文面(集合時間)に合わせて「集合時間が早い側を出番が前と読む【読み】」に直した(数字は変えていない)
- 2026-11-01 公開。M-1公式サイトの公演データ(487公演・56,413組)から、1回戦の出番グループ別の通過率を数えた。同じ公演の中の前・中・後の3分の1も比べた
同じ大会の予想
出典
- M-1グランプリ公式サイト 日程・結果(各公演の出場者・出番グループ・結果のデータ。例:2025年1回戦)(閲覧日: 2026-11-01)
- M-1グランプリ公式サイト 日程・結果 公演の一覧(閲覧日: 2026-11-01)
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